出石に皿そばを食べにいく

 


f:id:koxi:20190429211745j:image

f:id:koxi:20190429211735j:image

f:id:koxi:20190429211741j:image

f:id:koxi:20190429211730j:image

香川県の、小豆島出身の私ですが、蕎麦も好きです。と言うか、麺類は大抵好きです。

 

蕎麦もその例に漏れず好きなのですが、ここ数年のお気に入りが兵庫県の出石の皿蕎麦です。小皿にそばがちょこんと乗っていて、それを箸で掬って食べるのですが、薬味をどんどん増やしていくことで味が変わって、楽しみながら食べることができます。大体20皿〜25皿が自分の限界で、それだけ食べるとその日は夜はそんなに食べなくても済む、と言うか食べられなくなります。

お気に入りの店、と言うのがあって、そこは20皿食べると小さな手形をくれます。これを5枚貯めると1年間20皿無料の大きな手形に交換してくれます。自分のほぼ限界をタダで食べられる、と言うことになります。他のお店のそばを食べたことが無いので比較しようがありませんが、少なくとも高松で食べられるどの蕎麦よりも美味しいと思います。

この美味しい蕎麦を食べに片道5000円、6時間かけて出石に行くわけです。

 

人によったらなんて馬鹿なことを、なんて思われるかもしれませんが、ふらりと外に出ること自体が嫌いでは無いし、苦にもならないので、楽しんで食べにいっています。電車で行く道中は、大抵は電子書籍を読みながらで退屈しませんし、最近は車窓の外を楽しむ余裕も出て来ました。雪化粧した山中を列車から見るのは、風情があるものですし、春の桜の季節もなかなかのものです。

無駄な時間が無い、と自分では思っていますので、長い時間がかかってもそれを馬鹿らしい、とは感じないわけです。

 

美味しいものを食べに行く、美しいものを見に行く、というのは、時間を有効に使っている、と感じます。

とは言うものの、もともと出不精ですから、こうやって外出することは数年前の自分からするとかなり驚き、なことです。家に篭ってYouTubeを観たりゲームをしたり惰眠をむさぼったり、と言うのが休日の過ごし方だった人間です。それがとある友人の旅のお手伝いをした事で、旅って楽しい、と思えるようになりました。その数年前に車を買ってあちこちに出かけるようになっていたのですが、その頃は出かけることが目的ではなく、車に乗って時間を使うことが目的でした。それが、旅自体を楽しんでいる人に接する事で、自分もやってみたい、と思うようになったわけです。

 

万年筆と便箋や葉書をお気に入りのバッグに詰め込んで、旅先で友人や家族に手紙を書く。楽しいです。

旅先でお気に入りの喫茶店ができれば、最高ですね。出石や京都、地元香川にもそう言うお店があります。そこに行くことが楽しみなわけです。

 

万人にオススメの時間の使い方、と言うものでも無いですが、試して見る価値はあるのでは無いかと思っています。手始めに1、2時間の距離の小旅行をしてみるといいのではないでしょうか。